通学で取得する食育資格のスクール
食育資格はさまざまありますが、実際にスクールなどへ通学して講義を受けることで、より身のある勉強ができる場合もあります。そのような食育資格について考えてみましょう。
通学で取得する食育資格のスクールについて
NPO日本食育インストラクター協会では、食育インストラクターの資格を認定しています。食育インストラクターにはいくつかの段階があり、通信教育だけでカリキュラムを修了して資格取得できるのは、もっとも下のプライマリーとよばれる段階だけです。実際に食育インストラクターの資格には、４級から１級までの全５段階があり、４級以上では協会が認定している、教育機関へ通学して学習をしなければ試験を受けることができません。
食育インストラクターの資格は国家資格ではありませんが、資格取得のためにはかなりの勉強量を必要としているので、その分資格としての価値はかなり高いといえます。特に１級を取得する場合は、２級を取得してから一年以上の食育に関する実務経験を必要としています。
食育栄養インストラクターの資格は、全国栄養士養成専門学校協議会の認定している資格です。資格を取得するためには、この協議会が運営している養成施設に在学し、通学する必要があります。資格試験を受けるためには、食育、食生活、食事の衛生、栄養素の特性、食事とそれらにまつわる環境問題など、そして実践としての食育など、数多くの科目を学ぶ必要があります。
この学校を卒業することで、ようやく食育栄養インストラクターの資格を取得することができるのです。
このような食育に関する専門学校で学ぶことの大きな意味は、実際に高い経験を積んでいる講師や教員による指導を受けられることです。質が高くやり甲斐もあるので、独学では必ず行き詰まったり、途中で投げ出したりしてしまう危険性も少なくなります。また実際の調理の現場で使えるような調理器具を使わせてもらえるので、より実践に近い形での講義を受けることができます。このような特徴は通信講座にもありません。
そして資格取得後の就職先や転職先など、希望する業種に関する相談をすることができるのも専門学校の優れているポイントです。教育機関や医療機関、介護や外食産業など、さまざまな食育の資格を活かせる職場へのパイプを持っているので、より確実に食育を仕事にしたい人の味方となってくれます。
優良な学校であればあるほど、卒業後の不安もなくなることになるので、信頼できる学校かどうか、というのも学校選びの一つの方法といえます。
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