資格取得のための試験といえば、その分野に関するさまざまな専門性の高い問題が出題されています。食育資格の試験にはどのような問題が出題されているのでしょうか?食育の資格はさまざまありますが、共通している部分について抜き出し、考えてみましょう。
食育資格、試験の出題内容について
まず食育資格では欠かせない要素として、食材についてはどの資格試験でも出題されています。どんな食材であってもそれぞれ独自の特徴というものを持っており、全ての特徴を兼ね備えている完全な食材というものは存在していません。さまざまな食材の中から選びぬき、最終的にはバランスの取れた状態の料理を作る工夫が必要なのです。
基本的に食材には3色の食品群と呼べるものがあり、たんぱく質を中心とした肉や魚などの赤色群、そして糖質や脂質などを中心とした、ご飯やパン類の黄色群、そしてビタミンや食物繊維などの野菜を中心とした緑色群があります。
それをさらに、栄養素ごとに6分割した基礎食品群も定義されており、これらの基礎知識が食育資格の試験では出題されやすい傾向にあります。
食の安全性についても食育の資格では出題されることの多いテーマです。そもそも食育という考え方が日本に根付いたきっかけでもありますが、近年ではコンビニなどで安く簡単に手に入る食事に人気が集まっています。しかしそのような、簡単に手に入る食品の中には、食材が長持ちするようさまざまな方法で加工されており、そのために食品添加物が使用されています。
食品添加物は国で認められる成分しか使用できないことになっていますが、それでも摂取のし過ぎによって健康への影響が現れることがあります。そのような問題について取り扱うことも、食育の試験では多い傾向にあるのです。
食事のマナーに関する出題が多いのも、食育の資格では多くあります。食事にはさまざまなマナーや礼儀作法と呼べるものがあり、私たちが食事をして生きていく上で欠かせないテーマです。食事の食べ方ひとつでその人の性格が伝わり、どのような家庭環境で育ったのかが伝わってしまいます。
マナーそのものが出題範囲となるのはもちろんですが、子どもやその母親に対して食べ方のマナーを伝えるための、教え方や伝え方なども出題される内容となることが多いのも特徴です。
食育資格の中でもより専門性の高いものであれば、これらのようなテーマについて実際にどう活かしていくのか、食育の活動や後世に残すための伝承の方法などにも教育者目線で触れられる事になります。
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